B級好きな管理人の映画レビューブログです。ホラー・ゾンビも大好きです。
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『告発のとき』
JUGEMテーマ:映画
告発のとき 制作年:2007年
 制作国:アメリカ
 上映メディア:劇場公開
 上映時間:121分
 原題:IN THE VALLEY OF ELAH
 配給:ポニーキャニオン
 監督:ポール・ハギス
 主演:トミー・リー・ジョーンズ
     シャーリーズ・セロン
     スーザン・サランドン
     ジェームズ・フランコ

ハンク・ディアフィールドの元に、息子が軍から姿を消したという不
穏なニュースが告げられる。軍人一家で育った息子に限って、無許可
離隊などあり得ないと思ったハンクは妻を残し、息子を探すために帰
還したはずのフォート・ラッドへ向かう。地元警察の女刑事エミリー
・サンダースが彼の捜索を手伝い、一歩一歩真実を解き明かしていく
のだが、そこには父親の知らない息子の‘心の闇’が隠されていた…。


この作品はイラクから帰還したはずの息子が軍から姿を消したという
報告を受けた主人公ハンクが単身自分の手で息子を捜し出すために
調査を開始するというお話です。
後にばらばら死体として発見された息子ハンクは自らの手で犯人を捜
し出そうとするのでミステリー作品のように思いがちですがハンクが
自分の手で調査を始め地元警察の女刑事エミリーの捜査協力もあって
息子について様々な事実が判明してくるけどその事実はハンクが知っ
ている自分の息子とはとうてい思えない内容でした。
この作品は反戦映画なんです。イラクに介入するアメリカという国
イラクに派遣された若き兵士達の心の弊害帰国してきた彼らの心は
もろくも崩れていた。
ベトナム戦争での教訓を全く生かすことを知らないアメリカという国
はまたしても同じ過ちを繰り返しているというメッセージが込められ
てました。
ハンクもまた軍人で数々の戦場を渡り歩いたかたで戦争さんかする
ことは愛国心あってのことしかし今の現状は・・・イラクで戦争の実
態を目の当たりにしている若い兵士達の心の叫びこの作品では息子の
父親への悲痛な叫びが聞こえてきます。
ハンクにかかってきた息子からの電話での彼の台詞はまさに助けを求
める物でした。そのことを知ったハンクの悲痛な顔は悲しかった。
あのときちゃんと話を聞いていれば、そんな思いを抱いていたでしょ
う、彼の心を砕いたのはあの事故が原因でした。
心優しく正義感に燃える青年をいとも簡単に打ちのめす戦争というも
のはやはり起こすべきではないですね、戦争から帰還した若者達の犯
罪が増えていることもこの作品では語っていますね、エミリーの元に
相談に来た女性、戦争から帰還した夫が無表情で飼い犬を水を張った
お風呂につけて殺したからどうにかしてほしい、彼女は切実にうった
えてました。あの悲劇はエミリーの心に戦争という重い現実を突きつ
けられたんじゃないだろうか、管轄外だからとあっさり断った彼女
もまたあのとききちんと話を聞いていればという思いになったことで
しょう、ラストで国旗を逆さまに揚げたハンク世界に対してアメリカ
を救ってくれと言う思いを感じさせられます。
邦題の「告発のとき」最初読み終わったとき何を告発したの?ってお
もったけど今考えるとアメリカのイラク介入そして壊れていく若い兵
士達アメリカのあり方を告発してるんだと思いました。
だとしたらこのタイトルは妥当だなと思えます。
元軍人らしく今でも軍隊生活とおなじ生き方をしているハンクをトミ
ー・リーさんが熱演してました。ボスコーヒーのおちゃらけたおじさ
んのイメージは全くないですよ、彼の演技には鬼気迫る物がありまし
た流石です。
彼の奥さんを演じたのはサランドンさんですが出番は少なかったです
でも出る都度すばらしい存在感のある演技を見せてくれましたよ、特
に息子が新だという報告を受けてかの彼女の演技はすばらしかったで
す。また所内では元恋人が所長と言うこともあって刑事になれたのは
実力ではなく体を売ったからだと同僚から冷たくあしらわれていた
エミリーを演じたセロンさんもよい演技でした。少し痩せて顔がシャ
ープになった分美しさとりりしさが同居してます。
彼女は本当によい年の取り方をしてますね〜、息子の上官やくでジェ
ームズ・フランコさんが出てましたが最初だけのちょい役でした・・
・ファンの方には残念かも、イラク戦争のその後を違う角度で描いた
反戦映画ですね、今まで公開されたイラク戦争の反戦映画の中で一番
できがよく「説得力」があったと思いました。



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せつらさん、こんばんは。
トミーさんがすごかった。スーザンさんはいい感じで締めてくれたし。
サスペンスかと思ったのですが、社会派ドラマでしたね。
濃厚な感じがすごかったですね。
エラの谷、っていうのは原題ですが、邦題がちょっと勘違いしちゃいそうで、いまいちでしあねぇ。
| 茶栗鼠 | 2009/01/14 22:56 |
私もこの映画、最近の反戦映画の中で、一番の出来かなって思いました。
見終わった後、石か岩が胸につかえたような気持ちがしましたが、本当に良くできていたなぁってつくづく思います。
仰るとおり、主演3人の演技は逸品でしたね〜!
トミーリーおじさまは大好きなので、彼のこの演技が
見れたのも大きな収穫でしたし、シャーリーズ・セロンの
ほぼすっぴんのような化粧での、あの迫力のある演技と
表情の一つ一つにぐっと来るものがありました(特に最後の取り調べのとき)。

父親の後悔の気持ち、やりきれない気持ちがひしひしと感じられましたし、母親の「一人は残しておいて欲しかった」という悲痛な叫びには、胸が痛くなりました。

人間が壊れていく戦場。そのことを目の当たりにした
あの父親があの「緊急信号」を出す気持ちが
痛いほど伝わって、たまりませんでした。
| メル | 2009/01/15 09:04 |
茶栗鼠さん今晩は、コメントありがとう!

トミー・リーさんの演技は本当にすばらしかったですね
さすがとしか言いようがないよ、スーザンさんも出演時間的には
少ないのだけど凄い存在感でしたよね、一見ミステリタッチで
物語は進むけど真相が見えてくるにつれてのメッセージの強さは
やはり社会はドラマだったんだなと納得させられましたね
主人公が最後に国旗を逆にして掲げたことをアメリカ人は
よく考えないといけません
| せつら | 2009/01/15 21:03 |
メルさん今晩はコメントありがとう!


キャスティングは豪華でしたね、3人の演技は俳優に加えて
序盤だけの
登場だけどジェームズ・フランコさんそして軍警察やくではジェイソン
パトリックさんが演じてたし、「スピード2」以来姿を見てなかったので
おお懐かしい!って思ったよ
物語はとにかくトミー・リーさんの演じ込みとシャーリズさんの
演技でしょうね、シャーリズさんは化粧を目立たなくしてるけど
ほっそりした顔立ちも相まってりりしかったですよね、モデル出身の
女優さんは多いけど彼女は成功例だよね、ミラさんはバイオハザード
のイメージがついてしまってるのでこれから作品選びが大変だと思います
父親の後悔と自責そして母親の悲しみ戦争により壊れた息子の末路の悲惨さ
を思うと積極的に戦争に参加する仕掛けるアメリカ政府って
悲しいよね
| せつら | 2009/01/15 21:12 |
こんにちは♪
昨年前半は反戦映画がとても多かったように記憶していますが、中でもこの映画が一番心に響きました。
トミーリーは「ノーカントリー」の老保安官もよかったけれど、こちらの作品の方がグッときました。
息子二人を戦争で失くしてしまうことになった母親には感情移入してしまいました。
こういう反戦のメッセージを持つ映画がヒットしてくれれば一番いいのにな、と思います。
| ミチ | 2009/01/18 12:25 |
せつらさん、こんにちは!
戦争によって、失うものが大きいこと、
肉体よりも精神的な打撃の方が大きいこと、
いろいろ考えさせられました。
愛国心に誇りをもってた父親のやるせなさが伝わってきました。
実話というのが、重みがあるし考えさせれますね。

| アイマック | 2009/01/18 12:49 |
ミチさん今晩はエコーありがとう

そうなんですよ昨年の上半期はイラクを舞台にした反戦映画がが集中
しましたね、どれもアメリカでの興行はふるわなかったのがおかしいです
同じことを繰り返し同じく反戦映画を制作するけど肝心のアメリカ人は
あまり反応が少ない・・・変わった国民ですね
トミー・リーさんの演技はとにかくすばらしかったですね、宇宙人
ジョーンズの面影は全くありません(笑)
| せつら | 2009/01/18 20:02 |
アイマックさん今晩はエコーありがとう

戦争によって失う物の大きさというのはいろいろな作品で描かれて
ますね、日本も敗戦国なのでこういうことは伝わってくると思うんだけど
もう日本がアメリカに負けたことを知らない世代が増えてきて
忘れ去られようとしてるから実はこの作品は日本にも言えるのかもし
れないね、ラストの愛国心と息子に誇りを持ち続けていた主人公の
悲しさが表現されてました。
| せつら | 2009/01/18 20:05 |
こんにちは♪
ラストの国旗を逆さまに揚げるシーンはすべてがつまってるように思いましたよ。
トミー・リー・ジョーンズが素晴らしい演技で切なくなりました。
| ゆかりん | 2009/01/21 13:12 |
ゆかりんさん今晩は!

ラストの国旗をはんたいに掲げるシーンはすべてがつながってましたね
主人公の思いが裏切られていった思いをあのSOS信号という形で
表現していたんだね、トミー・リーさんの演技はすばらしかったです。
| せつら | 2009/01/21 19:56 |
重い映画でした。戦争は敵ばかりでなく味方の兵士の精神までも破壊していくんだというメッセージはありがちですが、トミーさんの静かな演技で重厚さが加わった気がします。戦闘の巻き添えで子供をひき殺したり、市民が黒焦げになったりする所を見ればそりゃまともな精神状態ではいられませんよね。元軍人の父親もそういう戦争による精神破綻を肌身で理解しているためか、息子を殺した犯人を目の前にしても相手を罵倒するわけでもなく静かに現実を受け止めていました・・・。

シャーリーズ・セロンさんも良かったです。
偶然続けて見たハンコックにも出てましたが、内容がないこっちでも美しかったです。
| 僧兵 | 2009/01/29 06:39 |
僧兵さんコメントありがとう

戦闘は終了している場所に安全維持のために派遣されているはずの
若い兵士たちの実情が意外としっかり描かれてましたね
戦闘が終わっていても何が起こるか分からない状況そこで
くだされているルールが罪のない幼い子供をひき殺すという
結果を生んでしまい青年の心は砕けていく、それは彼だけに起こっ
ている訳ではない、その結果が帰国後の彼らの人生を壊してしまう
わけで戦争はそのものだけではなく終わった後も決して終わりではない
ってことですね、愛国心を胸に戦場にたっていたお父さんが自分の
知っているはずの息子の変貌を目の当たりにして今のアメリカを
知る
ラストの逆国旗は彼の心を洗わしていると思う・・・彼の叫びを
押し殺した演技は鬼気迫る物がありましたね・・・
| せつら | 2009/01/31 08:52 |









 
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